COLUMN

WEB MAGAZINE START

2018年7月14日

 

TEENY RANCHをスタートさせた日。

 

大きくはない
ゆえに出来ること
それはデザイナーの持つこだわりを受け止めること
細かなニュアンス、距離感を大切に共に広げていく
“小さくていい”
そんな田舎の小さな牧場のような環境を築きあげたいのです

 

という自分なりの言葉をショールームのコンセプトに掲げた。

 

あれから2年。

果たして、契約してくださっているブランドさんたちの為に何か出来ているのか?

月日が経てば経つほど、自分の中でその疑問は大きくなった。

 

製作が強みで、イベントは苦手というのがTEENY RANCH。

プレスらしいプレスではないし、ショールームらしいショールームではないのかもしれない。

 

ただ何か生み出し、作り手の強い意志とこだわりに共感していくのが自分たちだ!

という自負はある。

そんな悩みを解消するには、恐らく自分たちがもっと自分たちを追い込まないとダメだと思った。

 

構想は昨年末から。

そしてようやくホームページをリニューアルし、ウェブマガジン形式でブランドのことを伝えていくツールを手に入れた。

 

自分の利益を優先した先に待っているものは、恐らく暗闇しかない気がしている。

まず自分たちの周りの人たちが幸せになる。

恐らくその先に自分たちの幸せが待っていると考える。

 

写真は撮りおろし、文章は書き下ろし。

幸いにもうちのスタッフにはエディター/ライターの松尾がいる。

何か自分たちのアイデア、メッセージをここで伝えられたらと思う。

 

サブミッションなるページも、自分たちの周りのクリエイターたちと作品を撮り下ろして掲載していく予定を立てている。

(皆様、順番に声掛けていくので、僕らに力をお貸しくださいませ)

 

クライアントの皆様から見た時はカタログとして、エンドユーザーの皆様から見た時はメディアとして。

様々な情報を届けたい。

そして常に挑戦していきたい。

 

きっと上手いショールームじゃない。

でも上手いことが全てなのか?

 

35歳にもなっても、まだまだ青臭く生きたいと思っている。

本気でファッションに向き合ったら、何か変わると信じている。

少なくとも、自分たちに力を貸してくれている人たちは共感してくれていると信じている。

 

自分たちで発信すること。

この新たな動きが、いつかPRというもののスタンダードに組み込まれていく気がしている。

 

誰かに任せるわけでもなく、誰かに書かせるわけでもなく。

自分たちの言葉が、これを見てくれている全ての人に響けばいいなと思っている。

 

TEENY RANCHの3年目。

更に自分たちを追い込んでいきます。

 

そんな不器用な僕らをどうぞこれからも宜しくお願い致します。

 

 

TEENY RANCH

代表/PRディレクター

久戸瀬

Archive

BACK